2015年9月28日月曜日

最初のハードル

最初に具合が悪いのに気づいたのは、冬場、お気に入りのファンヒーターの上に上がろうとして、ジャンプがうまくできていないのを目撃した時でした。

その後、よく行動を観察すると、餌(ドライ)は口に入れるが咀嚼できず、口をパクパクしているうちにこぼす、の繰り返し。
水も水容器の水面すれすれで口をパクパクしているだけで飲んでない。。。。



慌てて獣医さんに行くと、かなりの脱水、まずは皮下点滴して水分補給。
原因はおそらく、腎不全か甲状腺の病気とのこと。
脱水が進行しており、血がどろどろすぎて甲状腺の検査に必要なだけ採血できませんでした。

タウリン散を処方されて、皮下点滴+ビタミン+グリチロンを続けるも食事摂取もままならず、獣医さんからは強制給餌するよう指示されました。

もちろん、強制給餌初心者なのでうまくやれず、猫も嫌がって、私のやっていることって
意味があるんだろうか、猫にストレスを与えているだけなじゃかと自問自答の日々。

摂食量も上がらず、獣医さんに相談するとフィーディング用の口の広いシリンジを分けてくれました。


獣医さん自身も飼い猫のケアを経験されていて、食べないからとあきらめずにちゃんと食べさせてあげれば、回復してまだ何年も生きられるから、がんばって、と。
目標はウェットフード(退院サポート)1日100g!

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その時はこのシリンジのおかげで少しはやりやすくなったものの、獣医さんの励ましも半信半疑で、しかも仕事をしながらだったので時間もなかなか取れず、かなり苦労しました。
猫とも相変わらずケンカしながら、傷だらけになって餌やりしてました。

でも、しばらくすると、ある日突然、自分でドライフードが食べれるように。
その後、1年以上介助なしの普通の生活ができるようになりました。
動物ってほんと、すごいなあと思います。

その後、5年たった今でも健在ですので、あの時、あきらめなくて本当によかったと思います。

旦那さんの仕事の都合で、猫の生まれ育った仙台(+東日本大震災)→奈良へ引っ越し、
そしてさらに今年の6月にマレーシアまで引っ越してきました。

その間も何度か食事が食べられなくなったり、ハードルが続いていますが、私自身の猫ケア能力も最初と比べればかなり高まりました!!

この先もできる限りのケアをしてあげられればと思っています。