2015年9月30日水曜日

強制給餌を成功させる道具

前述のとおり、腎不全の診断を受けて食事摂取が出来なくなったとき、獣医さんからは強制給餌の指示をいただきました。

こちらも最初は強制給餌の素人なので、猫にとっても、この飼い主は自分を羽交い絞めにして口にけったいなものを押し込んで、無理やり何やらよくわからないものを入れるのか?と思っていたに違いないです。

ネットでいろいろハウツー画像とか、経験談とか見ましたが、そんなにうまくいかないよ~。
うちの猫は頑固一徹で嫌なものは絶対嫌!!!
え~わかんないうちに食べちゃった♡みたいなことは絶対ありません。



★効果的だったもの

①毛布でぐるぐる巻き

昨日まで全面拒否だったのに、毛布でぐるぐる巻きにされると、なんだか気分もほっこり。
落ち着くらしいのです。
嫌だけど、ん~仕方ないか。みたいな感じになりました。

それでも途中でもぞもぞ抵抗しだして、ほどけてきてしまうので、うちはペット用もこもこフリースにマジックテープを数か所つけてラグビーボール型に収まるようにしたところ、手も足も出なくなりました。
マジックテープの接着力ってすごいです。

②カテーテルチップシリンジ

(こちらのお店の図解がわかりやすいです→★医療・介護・健康用品専門店 光一
これを知ったきっかけは前述の獣医さんで強制給餌用に分けてもらったことです。
本当に救世主のような存在でした。

普通の注射器は口の部分が小さく、餌を吸い上げるのも、押し出すのも力が要って
量が稼げないのですが、カテーテルチップだと少々の固形物もへっちゃら。
押し出しもスムーズなので3~4mLくらいずつ押し出すと、5回くらいで15~20mLくらい食べれます。
慣れれば1分もかからず終わります。
シリンジの先端部分も猫の牙の後から入れてちょうど舌の奥の部分に乗っかる感じなので、嚥下もしやすそうです。

吸い上げに余白が必要なのと、大きすぎると力が要るので、15~20mL吸うなら、30mLがベストです。
メーカーによって、口先の口径とか長さとかが違うので、一度、数種類注文してお試しされるとよいと思います。



こちらでは、どれでも送料込みで送っていただけるので、
初めての場合はお勧めです。

食事用に使うので、滅菌状態である必要はないため、
何度か使いまわし可能と考えていますが、
洗剤で洗うとゴムの劣化が早いので、
さっと水洗いのみにしています。
それでもだんだんと滑りも悪くなるし、
衛生的にも油分が洗いきれないので、
適宜新しいものへの交換が必要です。


これらのおかげで、猫が「もういやだ~」と思う前に
必要量の給餌ができるので、
人間も猫も最小限のストレスで、摂食できています。

昨日の摂食量
ドライ(自力)8g ウェット(強制)60mL